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最初の半年が正念場!新人看護師のつらい時期を乗り越える方法4選

新人看護師が最初の半年のつらい時期を乗り越える方法4選を紹介する記事のアイキャッチ画像 看護師のキャリア・転職
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新人看護師として働き始め、毎日の業務に追われる中で「自分は看護師に向いていないのではないか」「もう辞めたい」と悩む方は少なくありません。

慣れない環境や覚えることの多さ、責任の重さにプレッシャーを感じるのは、多くの看護師が通る道です。

しかし、この苦しい時期には「半年」という目安があります。

そこで今回は

  • 新人看護師にとって最初の半年が正念場である理由
  • つらい時期を乗り越えるための具体的な4つの方法

以上、2点のポイントを詳しくまとめました。

仕事の覚え方や先輩との付き合い方など、さまざまな角度から解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

新人看護師は「最初の半年」を乗り越えることを目標にする

新人看護師にとって最もつらい時期は、入職した4月から10月までの約半年間です。

夜勤が始まると、生活リズムに慣れるまでさらに1〜2ヶ月ほどの時間を要しますが、そこを過ぎれば精神的な余裕が生まれてきます。

10月を過ぎる頃には初めて経験する業務が減り、徐々に仕事の流れが掴めるようになるほか、やりがいや楽しさを感じる場面も増えてきます。

例えば、自分一人で患者さんの異常を発見し迅速な対応につなげられたときや、周囲のスタッフとのコミュニケーションが円滑になったときなど「自分が役に立っている」という実感が生まれてくると「辞めたい」と感じる頻度は少なくなります。

看護師として働く以上、新人時代に「辞めたい」と感じるのは自然なことです。

実際、株式会社R&Gによる『看護師を辞めたい理由ランキング(経験者182人アンケート調査)』では、看護師の9割以上が「辞めたい」と思った経験があると回答しました。

一方で、2023年度の新人看護師の離職率は8.8%となっており、これは全職種の新人離職率である10.9%よりも低い数値です。(2024年 病院看護実態調査)

これは、多くの新人看護師がつらい時期をどこかの時点で脱出し、働き続けていることを示しています。

考えられる要因としては、プリセプターシップ制度やチーム支援制度により、マンツーマンの指導やチーム全体でのサポート体制が整っていることが挙げられます。

まずは業務を一通り自力でこなせるようになる「半年間」を一つの区切りとして、なんとかそこまで踏ん張りましょう。

方法1:事前準備を徹底し、知識・技術を最速で吸収する

日々の業務で「何がわからないのかがわからない」という状態を脱するため、まずはノートに自分の状況を書き出して現状を整理しましょう。

自分ができていることと、時間がかかっていることを可視化し、準備できるものから一つずつ着手してください。

例えば翌日に検査があることが分かっていれば、前日に手順を予習し不明点をメモしておくだけで、当日になって慌てることはなくなります。

また、頻繁に使用する検査値などは早めに暗記しておきましょう。

バイタルサインの基準値や、受け持っている患者さんの疾患に関連する検査値の正常範囲を即座に思い出せるようにしておいてください。

例えば、小さなメモ帳に検査の正常値を貼って、大事なところにはマーカーを引いておきましょう。

毎日、実際のデータを見るたびにそのメモと見比べるようにすれば、1週間もしないうちに頭に入ってくるようになります。

血圧、脈拍、酸素飽和度、炎症反応などの正常値を把握しておくことは、根拠に基づいた適切な看護アセスメントを行うための必須条件です。

必要な知識を自分のものにしておくことで、現場での動揺を減らし、自信を持って行動できるようになります。

方法2:先輩看護師には常に結論から報告する

先輩看護師に対しては「○○さん、今ご報告してもよろしいでしょうか?」と確認し、できるだけ時間を奪わないよう、結論から簡潔に伝えることを徹底しましょう。

結論を後回しにしていると、先輩は「単なる報告? トラブル? 急変? 何を聞けばいいの?」と迷いながら聞くことになり「今すぐ動くべき案件」なのか「後でいい報告」なのかを判断できないからです。

例えば「右下腹部痛に対し、指示の座薬を何時に何mg挿入しました。その後、バイタルサインに変化はありません」といった具合に、事実を正確に伝えてください。

これにより先輩に安心感を与え、円滑なコミュニケーションが可能になります。

報告や質問のタイミングは、業務の優先順位を考えて判断しましょう。

最も話し掛けやすい時間帯は業務開始前です。

業務が始まる前であれば忙しい先輩でも多少は余裕があるため、不安点を相談するなど、些細な質問にも対応してもらいやすくなります。

業務中にどうしても確認したいことができた場合は、記録中などのタイミングを見計らって声をかけてください。

先輩が他の業務にあたっている場合は、受け持ち患者さんの容態急変など、緊急事態でなければ待機しましょう。

もし「後で」と言われたら、「何分後に改めて伺えばよいか」を確認し、指示に従ってください。

厳しい口調で接してくる先輩に対しても、おどおどせずに毅然とした態度で報告するようにしましょう。

何を言っているのかわからないような報告では、先輩看護師に大事なことが伝わらず、業務に影響がでてしまいます。

例えば「はい」「いいえ」をしっかり伝える、声が小さければ大きくする、はっきりした口調で話すなど、態度に注意して報告しましょう。

事前の準備なしに報告へ行くことだけは避け、必要な情報を整理してから声を掛けるようにしてください。

方法3:精神的なつらさを乗り越える

精神的なつらさを抱えた時は、信頼できる先輩や同期、家族などに、自分の気持ちを打ち明けましょう。

たとえ看護師経験のない相手であっても、相談すること自体に意味があります。

そもそも私たちが「つらい」と感じているときは、頭の中で感情と事実が混ざり合い、何が問題で何を解決すべきか分からなくなっていることが多いのです。

そんなとき他人に悩みを話すことには、自分が何に対して「嫌だ」「不安だ」と感じているのかなどを整理する効果があります。

また、心身のリフレッシュを欠かさないことも大切です。

人と深く関わる仕事である看護師は、無意識のうちに人の痛みや苦しみに共鳴し、精神的なエネルギーを消耗する「共感疲労」に陥りやすい傾向があります。

仕事以外の時間は、音楽やアニメ、スポーツなど、自分の好きなことに没頭する時間を意図的に作りましょう。

忙しい中でも意図的に自分のための時間を作ることは、医療器具のメンテナンスを行うのと同じくらい大切なことです。


もし「自分は看護師に向いていない」と悩んでいるのであれば、自分を否定するのではなく「今は成長の過程にいるのだ」と捉えてみてください。

「向いていない」という悩みは多くの看護師が一度は抱く感情であり、実際には5月になる頃には4月の頃よりも、6月になる頃には5月の頃よりも少しずつできることが増えているはずです。

マルチタスクや命に関わるプレッシャーに圧倒されるのは、それだけ真剣に仕事に向き合っている証拠です。

新人看護師のほとんどが自分には向いていないと感じながらも、半年、一年と続けるうちに自分なりの仕事の進め方を確立していきます。

方法4:体調不良のときは無理せず休む

新人看護師にとっては毎日が新たな業務の連続であり、緊張の日々が続きます。

「体調管理が大切」なのは重々わかっているつもりでも、突然の発熱やどうしようもない腹痛などの体調不良に襲われることは珍しくありません。

そんなとき「休んでもいいのだろうか」と悩んでしまう方もいることでしょう。

本当に体調が良くない時は、無理をせずに休んでください。

欠勤の連絡をする際は理由を明確に伝え、現在の症状が「受診が必要なレベル」なのか「入院が必要なレベル」なのか、状況を詳細に報告しましょう。

体調不良のまま無理に勤務し、患者さんに病気をうつしてしまうことは、患者さんにとって多大な負担となります。

自分の健康を守ることは、結果として患者さんの安全を守ることにつながります。

まとめ

新人看護師が最もつらいのは、入職後の約半年間です。

10月を過ぎるころには徐々に仕事の流れをつかみ始め、やりがいを実感できるようになります。

まずはこの半年が正念場であると考えましょう。

つらい時期を少しでも早く乗り越えるために大事なのは、事前準備の徹底です。

前日の予習を行ったり主要な数値を暗記しておくほか、先輩への報告についても即興で行うのではなく、結論から簡潔に伝えられるよう情報を整理しておくようにしてください。

また、周囲に話して思考を整理するのも、つらい時期を乗り越える有効な手段になります。

「自分は看護師に向いてないのでは……」と感じることもあるでしょうが、それは誰もが通る道です。

体調不良時は無理せず休むことも患者さんの安全を守るプロの役割だと心得て、まずはこの半年間を踏ん張ってみてください。


この記事を書いた人 あみや|元看護師(12年・循環器病棟/訪問看護)/元看護教員(12年) 臨床と教育の両方の現場で、新人・若手看護師の悩みに向き合ってきました。現在は、看護・健康分野を中心にWebライターとして活動しています。

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